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著名ブロガーを買収してリンクビルディングしていた件が暴露される

2013年12月24日 ネズミ1号:略称「T」
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gawker:ステマまがいのリンクビルディング手法がゴーカーメディアによって暴露されました。ゴーカーメディアとは、ギズモードやライフハッカーなど有力なブログメディアを抱えるネットワークですが、ここの執筆者に赤裸々なリンク付き記事の執筆を依頼された内容が暴露されています。searchenginelandによると、この騒動に対してMattcuttsがTwitterでユーザーを欺くこうしたリンクビルディング手法について、今後こうした行為が判明した場合、多くのサイトやスパムリンクビルディングに協力した執筆者などに対し、それ相応のアクションを取ると宣言したそうです。



スノーデンばりの暴露劇から判明した非常に巧妙な手口

この手口からして、Google社が果たしてどれだけの協力執筆者や不正なリンクを掲載している記事を判別できるは不明ですが、こうした方々にプレッシャーを与えるべく、マット・カッツ氏がいち早く反応したという見方が大方のようです。

では実際の暴露内容です。

概要:Backliks.usというSEO業者のRock氏からある日ゴーカーブログのライターであるハミルトン氏宛に記事執筆の勧誘メールが来たそうです。その内容は、とあるキーワードに関連した記事を執筆し、スポンサーサイトへリンクを掲載してほしいというもの。ゴーカーブログやハフィントン・ポストなど大きなメディアなら1記事50-60ドル、小さなメディアであれば、30-50ドルの謝礼。

ハミルトン氏は不審に思い、どういう広告主か?どういった記事が事例としてあるかと問い合わせると、ハフポストの「No More Conformist Marketing! 5 Unique Ideas for Independent Contractors」「The Top SEO Trends of 2013」がその例だと返して来たそうです。

個人的に2つの記事を見てみましたが、1番目の記事では”セレブがここでハンバーガーを食べている”というリンク(404になっていますが..)それと文脈上http://www.gopromotional.comへのリンク、2番目の記事ではAudienceboom.comへのリンクがちょっと不自然な感じがしました。

続けてRock氏からのメールでは、ハフィントンポストやシカゴトリビューンやUTSanDiegoやその他大手ニュースサイトなどで執筆者と協力関係をもってリンクビルディングしているということだそうです。

サイトオーナーも知り得ない領域、直接執筆者にアプローチする悪質な手法

この手法は言ってみれば、オーサーランクの高い執筆者それも、大手メディアで執筆している権威者に、アンカーテキストではなく、自然な形でのリンクを執筆原稿の中に引用掲載してもらうことで謝礼を払うという巧みな方法のようです。

この手法のポイントは、執筆者に直接アプローチし買収するという手口です。例えば、本当にハフィントン・ポストでこのような買収が行われていた場合、その執筆者は、ハフィントン・ポストのオーナーの知らないところで、ハフィントン・ポストのホストそのものの価値を下げることになり、場合によっては訴訟沙汰にも発展することも想像できます。

そういう観点からか、領収証、契約書など結びたくない場合は、前金で支払うという勧誘をしていたようですが、ハミルトン氏の判断で、ゴーカーブログにこのことが掲載されると、Rock氏からは、先に上げた例は実は信用してもらうために適当にピックアップした事例なので、執筆者やメディアについては何の責任もないと言及してきたそうです。

こうした依頼をしているクライアントは?と問いなおすと、引っかかる振りをして情報を聞き出して公開するようなやつにクライアントの情報を教えることができるものか!と返信があったそうです。

依頼主の秘密を守る頑な姿勢は尊敬できますが、少なくとも、大手メディアに執筆するライターを買収してリンクビルディングが実際に行われていたかは不明です。ハミルトン氏は、今まで築き上げてきた信用を1記事80ドルそこらで引き受ける人がいるだろうかと言っています。

私もこの点は同感で、「数十ドルやそこらで、大手メディアから訴訟されるリスクを犯してまでそのような行為をする価値はない」と見識ある大人であれば判断が付くようのも思うのですが..。

ただ、少なくとも、この暴露が本当であれば、こうしたリンクビルディングを依頼もしくは知らないで依頼していることになるような広告主は少なからず存在することになります。

まとめ

記事広告はお金を払ったヤラセ・ユーザーを惑わしてはいけない。」「Googleリンクガイドライン更新!ゲストポスト・プレスリリース・アドバトリアルはガイドライン違反に!? 」の記事でも書きましたが、金銭を支払って記事を執筆してもらう行為に関しては、「お金により依頼主の意図した内容を書いてもらうという点でれっきとした広告」、から「nofollowとすべき」と当時もマット・カッツさんが宣言していましたが、今回の暴露話はまさにこの点を巧妙に実践している業者がまだ多く残っているという暴露ネタとなっているようです。もしハフィントン・ポストやゴーカーブログ、トリビューンなどのブログ型ディレクトリーがこのように買収された執筆記事が横行しているようでしたらとんでもない影響が各方面にでるかもしれませんね。

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